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ヘタコカナイ。


by 08design
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g@me

g@me_a0014323_10564269.jpg主演に藤木直人と仲間由紀恵を配役したという、なんともミーハー勝負路線のイメージがある映画。原作は東野圭吾の小説で、だいたいこの手の映画は原作が良すぎて、映画にしてしまうと沈んでしまう・・・みたいになるのだが、原作を読んでいない私にとってはどうでもよい。(じゃぁ、振るなよ(ぉ

絵に描いたように優秀な広告代理店のクリエーターである主人公(藤木)が、偶然出会った(必然だったかもしれない)女性(仲間)と狂言誘拐をする。この女性ってのは、藤木の仕事での企画を絶対権力で白紙にし、そのプライドを傷つけた企業の副社長(石橋 凌)の娘で、仲間自体も愛人の子で引き取られたという過去があり、自分の父に対し嫌悪感を抱いている。

そんな二人が出会い、ある意味この父・副社長に対してゲームをしかけるのだが・・・あぁ、この石橋 凌ってARBのボーカルね。この人は福岡出身で、TVドラマの「お金がない」でも社長役やってて、かなり渋めの私が好きな俳優です。で、話は戻って、この狂言誘拐というゲームが一段落するまで全体の時間で約3分の2かかるんだが、この直後に見た人全員があっけにとられると思う。まるで、シックスセンスのラストを見たような気持ちになった。「うっは!そうくるかよ!」ってね。

それからは、真相謎解きになるんだけど、最後にもまた一転します。ネタばれになるのでほぼ言えないのだが、始めにこのゲームは誰かがしかけているのだが、見ていくうちに仕掛けた人間が誰だかわからなくなってくる。最後の最後まで罠がしかけられており、配役・演技・表現とかは横においといて、シナリオは面白いと思った。

で、最初の話にまたまた戻って、映画でこれだけシナリオが面白いって事は、原作小説はかなりおもしろいのだろう・・・という結論に至りました(ぇ。よって、映画の質はミーハージャパニーズエンターテイメントって感じで、映画としてはつまんない。繰り返すようだが、シナリオだけがイイです。このレベルならTVの2時間ドラマでも十分だと思うんだがね。


評価:★★
by 08design | 2004-11-12 10:56 | 勝手に映画批評